2回目の有漏の市を終えて

お久しぶりです私です。

前回の記事からあっという間に時間が経っていました。

光陰矢の如し。時間の感覚がなくなってきました。

 

私たちうろは先月の9/17、18に2回目の有漏の市を行いました。

そして今月の10/8に同じ県内のm's collectablesさんにてポップアップショップと靴磨きでの出店を行いました。

ほんとに素晴らしいお客様達ばかりで私たちが元気をいただくことができました。感謝。

色々とやらせていただいた今回の件からこの記事を書きますね。

 

有漏の市では昨年よりも出店者様を増やし、県外からのゲストもお呼びして完全に私のキャパを越えた内容でしたが、お越しいただいた皆様の楽しそうな顔が見れてよかったです。

今年は飲食の出店者様が多く、昨年のものよりもバリエーションが増えたのではと思っております。

 

さとやまコーヒーさんと珈音焙煎所さんのコーヒーやお茶。

masala hotelさんの絶品スパイス料理。

ownさんのひのめ商店からお持ちいただいたOODさんブラウニーとノラネコ舎さんのパン。

JAMさんの発酵技術を用いたサンドイッチとドリンク。

joliさんの焼き菓子。

どれもこれも美味しくて腹パンパンでしたよ。

いやほんと仕事せずにずっと食べていたかった。

 

男鹿をベースに(男鹿出身の方も含む)したご商売をやっている方が今回は多く、その土地の持つ力の片鱗を垣間見た気がしました。

決して温暖な気候で住みやすいとは言えない東北地方。

その中でもさらに日本海沿いの荒ぶる潮風と寒さが厳しい土地で力強く生きる。

すごいっすね、、男鹿パワー。

これからも勉強させていただきます。

 

さてさてここからが今回の思案内容ですが、今回の企画は割と近い年代のスモールビジネス(個人での小規模商い)を行う人たちが集まって出来ました。

スモールビジネスというと近年は全国で面白そうなこういう活動をされている方が増えていますが、都市部よりも秋田のような地方では個々人の活動が際立って見えやすいと思います。

やっぱりどうしてもイベントや催しの数が少ないので同じ名前を目にする機会が多くなりますもんね。

 

この商いは副業から始めて軌道に乗ったら規模拡大して〜というのが定石ですが、ニーズを見込んだ売上がどうのこうのから始めるよりも、個人の情熱が大きいが故に自分でやりたいことを始めるという方もたくさんいらっしゃいます。

同じサービスを受けるなら後者の方が信用できる気しません?

 

話を戻すと地方のような小さな商圏において、いくら情熱や意欲があってもいかに活動を続けていけるかというのが命題です。

様々なニーズがある都市部よりもニーズが大きなところに集中している地方ではさらに難しい問題かなと思います。

誤解を恐れず平たく言うとわかりやすいものしか受け入れてもらえないのが地方。

そして売り手も買い手も、地方の方が比較的お金がないので選択肢の幅が必然的に狭まる。

これ問題です。今の円安チョーヤバイ。今後はさらにもっとヤバイ。

 

リアルな話、1日の売上と原価の比較や購買客数。

いかにお客様にお越しいただいても買っていただけなければ続けていけない。

続けていけないから食い扶持を得るために他の仕事をする。

そして食い扶持のための仕事がやがて人生の基盤になり、本来やりたかった活動を諦めて辞める。

こんな人たちを他の地方で見てきました。

 

いやわかります。

こうやって今この記事を見ていただいている方も本当はスモールビジネスを応援してあげたいけどもそんな余裕ないんよという方も多いと思います。

そしてこんな天邪鬼のお店のブログ記事を見ていただいているという前提からして、そういった商いに対して寛容な方が多いというのも何となくですが予想したり。

 

そんな懐の大きいあなたにお願いがあります。

スモールビジネスを行う人たちに対し、今よりほんのちょろっとでいいのでもう少しだけ応援してあげてください。

例えばいつもコーヒーを買われている方であればコーヒー豆やドリップバッグを追加で買ってあげたり。

似たようなものがスーパーなどで買うより高くつくかもしれませんが、何百円かで買える新しい発見や出会いをこの人達から買ってあげてほしいです。

 

もちろんこういった商いは個人でゼロからやっている方達なので正直クオリティにピンキリあるかもしれません。

そこは顔が見えて話ができる商売、人柄や志で足りないクオリティやサービスを埋めることができると思っています。

そしてアドバイスがあれば教えてあげてください。

スモールビジネスというのは商圏が狭いからこそ、売り手と買い手の垣根を超えた関係性を築くことができるのが強みだと思うので。

人と人との関係性が商いを続けていけるかどうかのライフラインだと断言します。

クオリティは2の次です。まず人柄、志から入ってみてほしいです。

 

余談ですが情熱が大きければ大きい人の商いほど、ターゲットを絞ったニッチな商材が多いと思います。

そこは売り手も理解者が少ないことを多少納得した上で頑張っていますので、買い手が少しでも理解してあげることができたら本当に喜んでもらえますよ。

ニッチな商材であればあるほど売り手の懐に入りやすいですよ笑

そして普段触れる機会の少ないものなので、新たな発見があって面白い。

 

話があっちこっちいくので無理やり纏めに入ります。

魅力溢れる土地にはスモールビジネスを行なっている方が多く、楽しそうなイベントが行われています。

反対に全国展開の規模の会社やファストフード店だらけで個人店が全くない土地なんて面白くも何ともないですよね。

なんか自由度が無い管理された場所って感じがして。

わしゃそんなとこに住みたくないけえなあ。

 

人生にプラスアルファで驚きと発見を与えてくれるスモールビジネス。

それはその土地の買い手の理解と協力がなければ存在できません。

私も頑張ります。

買い手の皆さんに改善点やアドバイスをいただきながら共に楽しんでいけ、今よりも私達の住むこの場所がさらに魅力的になれば最高だなと思ったここ最近でした。

 

このテーマは考えが纏まりきっていないので、もしかしたらまたいつか書き直すかもしれません。

それではまた次回に。

 

2回目の有漏の市を終えて