はじめてのイベントを終えて
今月と先月、当店で開店から1年が経ちましたのでイベント的な事を行ってみました。
当店が主体として行ったのは「有漏(うろ)の市」というイベントを行いました。
もう一つは店舗前の道路を使い歩行者天国にし、様々な出店者様が一堂に会する自治体主導のイベントで、とても賑わいましたね。
当店主体のイベントは同じ県内でお店をやっていらっしゃる方や生業としている方達をお呼びして、現在の商品と一緒にその人自身の私物という名の執着に溢れた過去の煩悩を次の方に引き継いでいただくという、なんともドロドロした雰囲気の裏テーマがありました。
まあ単純に面白そうな人の私物に興味があるなと思ってスタートしたイベントです。
いやあ、モノって面白いですよね。
モノに溢れてモノに精神的に押し潰されそうになり、モノを捨てて。それでもまたモノを欲して。。
当店が扱っているモノは基本的に嗜好品と日用品の狭間を行ったり来たりしているのですが、使う人にこれでないといけないというモノの概念を超えたモノになりうる可能性のモノをご紹介しています。(少なくともそう私は思っていたいです)
ではモノの概念を超えたモノってなんなのと言われますと、イベントで一緒になったメガネ屋さんから気づき(前回のブログにて書きましたので宜しければそちらも)が確信に変わったのですが「その人の肉体と同化する非肉体のモノ」がそうなのかなと。
メガネは個人個人を象徴するもはや顔の一部になるので、それはもはやモノを超えていますよね。
目に見えて身に着ける以外のモノでも精神的に自分の一部になるモノがその人にとって本当にいいモノだと言えるかもしれないですね。
理想はそういったモノを、洗脳も脚色もされていないオリジナルな感覚でお客様にご紹介できたら理想です。
今はほとんどのモノが嗜好品であり何かの代替品であり、正直そんなにいらないですよね。
でも気分を変えたり現状よりも自信や周りがもっと良くなるために買い替えの連続。
それならば消化して血肉になってくれた通り過ぎたモノたちに、更に誰かの血肉になって喜んでいただけたらと思ったこの企画でした。
ずっとモノモノ書いてありますがあなたの周りを見てください。
モノばっかりですよね。嫌んなるくらいに。だから一緒に見極めましょう。
何が必要で何がいらないのか。
私もまだ模索中ですので色々教えてください。
そしてまた次回の「有漏の市」にてモノについてどっぷり浸かってみましょう。
モノを覗いて深淵を見るということは自分自身に深く潜る事にもつながるでしょう。どっかで聞いたニュアンスの言葉ですね。
出店者様、ご協力者様、ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
皆様のおかげで全日程を盛況で終わることができました。
またやりたいと思いますので宜しくお願いいたします。
それではまたです。