大切な衣類のお手入れについて 其の2 クリーニング店の選び方〜曖昧な僕の判断基準〜

こんにちは。

前回に引き続いての投稿になります。

梅雨時ですので春に続いての衣替えの時期ですね。

さてさて、クリーニングなる便利なものが世の中にありますが、皆様利用されていますか?

スーツやダウンは時期が終わったらクリーニングに出すという方も多いと思われますが、ちょっと一回待ってください。

クリーニングは大変便利で良いものですが、基本的に溶剤(非水性でシンナーのようなもの)で洗われるので衣類にとってはダメージが大きいことが多々あります。

また、使用している溶剤も使い回しのものが多く、正直逆に汚くなっているんじゃ無いかというような環境のお店もある現状と言われています。

もちろん全てのお店がそうでは無いですし、丁寧に一着一着と向き合っているクリーニング店の方もいらっしゃいます。

 

ここで一回クリーニング店の良し悪しを決めるポイントを私なりにまとめてみましたので参考にしていただけたらと思います。

 

・激安、翌日仕上げ等のチョッパヤではない

こういった商売の方法は単価を減らし、量をこなして利益を作る方法ですので一つ一つお預かりしたものをじっくりと見る暇はないです。

さまざまな素材のたくさんの衣類を溶剤の中へ投入し、バーっと仕上げてパパッとお客様へお渡しする方法ですので、大切な服をお願いするにはちょっと躊躇うかと思います。

ですがこういったお店も預ける服の素材や質、それによっての利用の仕方がキモだと思いますので、全否定する訳ではないです。(言い訳)

 

・自店で一から仕上げまで行っているかどうか

今ではなかなか全行程を行なっているところは少ないですが、そのお店でお預かりしてから洗い〜プレスまで行っているお店であれば、例えば染み抜きの相談(いつどんな状況で何が付着したか)を伝え、しっかりと汚れやシミを落としてくれるお店だと思います。

そういったお店の方は熟練した職人と呼べるプロの方だと思いますので、服の素材の良し悪しまで手に取るだけで理解し、その素材に合ったクリーニングを行ってくれると思います。

そんなお店を見つけたらラッキーです。

個人店で古くから営業されているお店はそういった感じのお店もありますので探してみてください。店の前に「職人仕上げ」とかのカッティングシートが貼ってあれば気になります。イッツ地域の宝!

 

・大切な衣類をお願いするときはなるべくチェーン店もしくはチェーン加盟店ではない

全てのチェーン店が悪とは言いませんが、チェーン店、チェーン加盟店ではお預かりした服を車がお店を廻って回収、仕上がり後にまた車で届ける方法が用いられていると思います。

たくさんの衣類を一気に回収して一気に仕上げて一気にお返しする、効率はいいですがやはり大切な衣類は預けるのは怖いなと僕は思います。

このタイプのお店は質より量、スピードといったタイプですので、仕事着といった消耗品的な衣類にはとてもいいと思います。

 

・店舗外装がいい感じのアジが出ていて、店先は掃除の手が行き届いている。

個人店で古くから営まれているお店だと、外装がいい感じのほっこりしたところが多いです。手描きで色が薄くなったり、ハゲてきたりした温かみのある看板など。

先にも述べましたが、ちゃんと全工程をそこで完結されているかを確認してくださいね。

おばあちゃんやおじいちゃんが現役で仕事されていて、店先はお花が植えられた鉢(チューリップやパンジー等の季節のお花率高し)があったり、綺麗に掃除され手入れされていたりするとビビッと来ます。激アツ。

そういったお店のおじいちゃんおばあちゃんの手を見ると「仕事してきた人」の手だと感じることがあります。

長年触ってきた溶剤や薬液で皮膚は厚くなりながらも、決してゴツゴツという感じではなく雲のようなふっくらしている感じ。

ああ、こんな感じの手になるような仕事をしていきたいなと思って、そんな方には是非一度お願いさせてもらいたいです。

そしてそういうお店は割と期待外れの結果にならなかったところが多いイメージです。

 

かく言う私はここまで言っておきながら、ほとんどクリーニング店は利用しません。。ウールもダウンも洗って自分で完結するようにしています。

どうしても落ちないシミや汚れがある時に利用するような感じです。

できるならば簡単なメンテナンスならば自分で一通り行えるようになるのがベストですね。

 

とまあ、今回はクリーニングについて書きましたがやっぱり使うお店のタイプも預けるものによって使い分けていただくのがいいかなと思います。

 

それでは今回はこの辺で。

 

 

大切な衣類のお手入れについて 其の2 クリーニング店の選び方〜曖昧な僕の判断基準〜